おすすめライトノベル紹介

おすすめライトノベル紹介vol.101『利他的なマリー』

日時:20190318


芳林堂書店みずほ台店のライトノベル担当・Mによる、おすすめラノベ紹介!

 

才能が目に見える金として現れる近未来世界
――価値を奪うための戦いの行方が、胸を刺す

KADOKAWA/電撃文庫『利他的なマリー』(著:御影瑛路、イラスト:有坂あこ)

 

【オススメポイント】
・近未来
・ダークヒロイン
・衝撃の展開

【感想】
自らの才能が眼に見える金として現れることで、自分の存在価値をも可視化されているようでした。そしてそこから生まれる、若者たちの苦悩に、胸を締め付けられる作品です。
才能が金として繁栄されるからこそ、他人から価値を奪うことで価値を高めようとする。便利になった近未来世界の裏側にある、そんな残酷ともいえる世界観が魅力的でした。

【備考】

【あらすじ】

ここカスミシティでは、若者たちは株式会社のように自分をRELEASEという市場に上場し、時価が付けられる。

そのカスミシティで事件が起こる。

謎のアプリ〈パノプティコン〉が若者のデバイスにインストールされ、街がバトルフィールドに一変。

他人を倒し、その価値を奪う争いが始まったのだ。それは言わば億単位の金が平然と動く鬼ごっこ!

そんな状況に突如巻き込まれたユウスケは、危機一髪のところをクラスメイトの少女マリーに助けられる。

普段は孤立し、RELEASEというシステムからも逸脱しているマリー。

はたして彼女は何者なのか。

その事実が明かされるとき、あなたは、もうひとつの真実を知ることになる!?

『利他的なマリー』

【著者】
 御影瑛路

《著者名・別作品》
 電撃文庫『空ろの箱と零のマリア』
 他…

【イラスト】
有坂あこ

《著者名・別作品》
 ファンタジア文庫『ファイフステル・サーガ』
 他…

【出版社】
 KADOKAWA/電撃文庫

【価格】
 630円+税
 
【発売日】
 2019/03/09

■過去記事はこちらからチェック!→ おすすめライトノベル紹介

関連記事

ページ上部へ戻る