コミ担新刊日記
7.232018
【コラム】 高田馬場店 コミ担新刊日記【第15回】
こんにちは。芳林堂書店高田馬場店コミック担当の古川です。
今回ご紹介するのは、「リリリライト/谷和野先生」「アスペル・カノジョ/森田蓮次先生・萩本創八先生」「となりの妖怪さん/noho先生」「の、ような。/麻生海先生」です。
7月9日~7月15日までに発売したコミックをご紹介させて頂きます。
今週のオススメコミック新刊台の様子
今週のピックアップコミック
■リリリライト
オススメコメント
無垢なキャラクターに遊び心たっぷりな設定が添えられたまるで絵本のような短編集を描く谷和野先生最新短編集になります。どの話も面白いのですが、個人的に好きなのは「xページめの本」でした。5ページの短編に詰まった優しさとユーモアにはやはり惹かれます。
・著者:谷和野先生
出版社:小学館
連載誌:月刊flowers
発売日:7月10日
・価格:¥429+税
■アスペル・カノジョ(1)
オススメコメント
アスペルガー症候群であり心が不安定でリストカット常習者。そんな明らかな「社会不適合者」であるこの世界で辛くもがきながらも生きる少女を支え続ける横井の日々が描かれています。家族でもなく、ただただ「ファンです」と自分の下に押しかけてきた少女を支えることにした横井。裕福でもなく、決して聖人君子でもない。売れない同人作家である横井がどのように彼女を支え続けるのか、注目です。
・作者:森田蓮次先生・原作・原案:萩本創八先生
出版社:講談社
連載誌:コミックDAYS
発売日:7月11日
・価格:¥600+税
試し読み:http://urasunday.com/trapheroine/comic/37278.php
■となりの妖怪さん(1)
オススメコメント
妖怪と人と神様が暮らす町の物語。本作の特徴は、妖怪と人が同じ立場の住民であることです。妖怪の方が上位存在だから。人が世界を支配しているから。そんなことは本作にはなく、猫又になることをコンプレックスに感じている猫の悩んでいる姿を励まし支える。そんな人と妖怪が根付いた作品です。
・著者:noho先生
出版社:イーストプレス
発売日:7月12日
・価格:¥760+税
■の、ような。(1)
オススメコメント
今年は、コミック雑誌界に悲しいニュースが流れ続けていましたが、新たに生まれた雑誌「ラバコ」からの新作第1弾が堂々の登場です! 両親を失った彼氏の甥っ子二人を、預かることになった希夏帆の新たな保護者としての生活が描かれる本作。母親ではなくあくまで保護者という親の体裁に囚われない希夏帆の姿に注目です!
・著者:麻生海先生
出版社:芳文社
連載誌:ラバコ
発売日:7月13日
・価格:¥590+税
試し読み:https://comic.pixiv.net/works/3515
第15回のコラムは以上となります。また次回もご覧下さい!
過去の記事はこちら!
■書店員プロフィール
名前:古川(ふるかわ)
勤務店舗:芳林堂書店高田馬場店
担当:コミック・PC書